●簡易金型-可視化モデル-
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●簡易金型とは、成形材料が直接触れる型部に加工しやすいアルミ素材を使用した型を挿入するカセット方式の金型です。
鋼材の金型に比べて製作コストが低く、完成までの期間も短くて済みます。 簡易金型の製作が低コストかつ短期間で済む理由にはいくつかあります。
まず、モールドベースの利用方法の違いです。
モールドベースとは、金型の外周部分を構成する部分ですが、簡易金型の製作では、このモールドベースを一から作るのではなく、
既成のものを活用します。これにより、製作コストを大幅に削減し、製作期間も短縮することができます。
さらに、アルミ素材の使用も重要な要因です。アルミは鋼材に比べて加工が容易で、必要な工数も少なくて済みます。このため、アルミを使用することで、製作コストの削減とスピードアップが実現できます。
以上の理由から、簡易金型の製作は低コストかつ短期間で行うことができるのです。
●簡易金型のデメリット
低コストかつ短期間で製作が可能な簡易金型ですが、いくつかのデメリットも存在します。
耐久性
ひとつは耐久性です。簡易金型はアルミ素材で作られるため、鋼材金型と比べて耐えうるショット数が少なくなります。そのため、大量生産を目的とする商品の製作には向いていません。一般的には、最大でおおよそ10万個程度の製品が製作可能ですが、それ以上の大量生産には適していない場合があります。
●サイズの制約
また、製作できるサイズにも限界があります。簡易金型はカセット式であるため、あまり大きなサイズのものは製作できません。大型製品の開発に使用する金型の製作を希望する場合、簡易金型では難しいことが現実です。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ新栄製作所までお問い合わせください。専門のスタッフが丁寧に対応いたします。
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