●SUS304
- 参考材料
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●SUS304
●SUS304Ｌ
（オーステナイト系ステンレス）
- 内容
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●SUS304は耐食性・耐熱性に優れ、一般的に用いられるステンレス材で生産量も一番多いです。
鉄と18%のクロムと8%のニッケルの合金で、炭素量が少なく耐食性、溶接性が良好であるため、高級ステンレス鋼として広く用いられています。
またSUS304Lは、SUS304の炭素の含有量を減らした極低炭素鋼です。粒界腐食に優れているために、溶接後熱処理できない部品類にも使われます。※L＝(Low)：極低炭素
●SUS304の加工について
熱伝導性が非常に悪く、加工熱が逃げにくいため工具の破損を起こしやすい材質です。また加工時の高温でステンレスの歪みも発生しやすく難切削材といわれます。また加工時に負荷が掛かりすぎると、組織構造が変化し加工硬化を起こすのも特徴です。よって、刃物の選択や加工時の熱をいかに抑えるかが加工のポイントとなります。
●用途
食品／化学工業設備、機械器具、建築材料、製造設備、製紙工業、車両工業、自動車部品、厨房設備。蛇口や流し台など多湿箇所での使用部品。
身近な所では、熱伝導性の低さを利用して、魔法瓶等に使用されています。
●ステンレスとは・・・？
鉄にクロムやニッケルなどの元素を加えた合金鋼です。鉄にクロム等を添加することにより、表面に酸化皮膜が形成され耐食性が強くなるために、非常に錆に強い性質を持ちます。「ステン」とは錆びる、「レス」は～しないを組み合わせた造語です。
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